三文判の本来のすがた

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三文判と聞くと安い印鑑というイメージだったり、プラスチックのすぐ壊れる印鑑だったりというイメージを持つ人がほとんどだと思いますが、とても優れた印鑑だということを知っている人は少ないでしょう。
もともと三文判という名前の由来は、二束三文の三文で安く手に入れることができる印鑑という意味です。
今や三文判は大量生産されており、偽造されやすい印鑑だという話もありますし、すぐに欲しい時や認印程度で持つ人が多いでしょうが、実印として登録することができたという話を知っている人は少ないかもしれません。

本来、三文判というのは一つ一つが手作りの印鑑で、たとえ印影がキレイに出ない下手な印鑑だったとしても、世界でたった一つの印鑑だったのです。
三文判は、修行中の弟子が練習用に彫ったもので、名前がちょっと間違っているものや、少しずれて失敗してしまったものを捨てるのはもったいないということで、三文という安値で売るようになったと言われています。
こうしたことにより、三文判は安くて大量生産されているあまり価値のない印鑑だという印象を与えていましたが、本来であれば実印としてとても活躍してくれる印鑑だったのです。

ですが、時代が進むにつれて、印鑑職人の技術も高度になってきたため、そちらの印鑑を購入する人が増え、三文判の価値がどんどん下がってしまったのでしょう。
もちろん、今の技術で印鑑を作成している素晴らしさは認めますが、三文判も職人の手で彫られていたということを知っていてほしいです。

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